2009年9月アーカイブ
先達になってから送付されてくるようになった伊予鉄発行の情報誌「へんろ(第306号)」に年間参拝者数が掲載されていました。
男性5万、女性7万人余、あわせて12万2000人だそうです。
これは愛媛の高井秀和さんという方が平成16年度の仙遊寺の納め札から割り出したものだそうです。実際は納め札を納めない人がいたり、1人で複数枚納めたり、1枚に複数人の名前を記載したり、あるいは、錦の納め札なんかは持ち帰る人もいたりと確実に正確なものとはいえませんが、ほぼ正確なものといっていいと思います。
また西条市の秋山節男さんという方が平成4年度に前神寺の納め札をもとにした調査では10万6500枚だったそうなので12年で2割増しってとこですね。
遍路全体で20万人、歩き遍路が2000人程度と思っていたので、ちょっとオーバーに言ってたようです。次号以降にいろいろ報告があるそうなので、ちょっと楽しみです。
ちなみに写真は最上三十三観音霊場の納め札の様子。納め札をお堂に直接貼り付けるのは四国じゃ考えられません。これは地方霊場ならではですね。仮に1年間12万枚貼り付けられたらどうなっていることか。それはそれで見てみたい。
また、歩き遍路が使う遍路道「そえみみず」を下ったところで巾着袋を接待している奥代さんの記事も載っていました。確かにお接待してもらいました。懐かしいです。元気そうで何より。
それと、高野山奥の院で行われた四国八十八ヶ所霊場会公認先達の物故者供養慰霊法要の記事も。
昨年六月から今年五月までの一年間に亡くなった先達百七十人の名前が刻まれた銘板が奥の院の先達物故者供養塔に納められた。
ということは、恥ずかしながら私もいずれは銘板に名前が刻まれ奥の院へと...。先達になってよかった。