巡礼の最近のブログ記事

「東日本先達会設立のご案内」というのが届きました。

案内によると

「四国八十八ヶ所霊場会」に公認先達制度が発足いたしましてから、関東地区にも300名を超える公認先達が在籍(中略)「愛知先達会」「関西先達会」に続き「関東地区」(東日本地区)にも
とあります。

先達経典によると最初に公認されたのは昭和33年だそうです。
平成18年2月時点での統計では関東に286名、そこから数年たっているので300名に達したようですね。
人口比率からすると少ないですが、やはり移動距離がありますからねえ。

それと日本には2つしか先達会がなかったんですね。
都道府県別の統計によると、岡山、広島あたりも多いので、中国先達会なんかもあっという間に出来そうですね。

でもって東北。
同じく先達経典の平成18年2月時点の統計では、青森23名、岩手6名、宮城7名、秋田8名、山形2名、福島3名、とかなり少ないです。
青森が多いのは何か団体さんがあったんでしょうね。
山形は夫婦ですかね。
この人数だと東北先達会は難しそうですね。

東日本先達会の設立総会は5月にあるそうです。
参加の方向で検討します。

20101225115022.jpg奥州仙台巡礼会の柴田さんが12月25日のクリスマスに仙台三十三観音札所を結願しました。
7月あたりからまわり始めて、当初は5回でまわり終わるはずが、記録的な猛暑にはばまれ、なんやかんやでようやく結願となりました。

地方霊場ならではのお菓子とお茶のオンパレードといったおばあちゃん風のお接待や、民家の納経所など、いろいろ楽しくまわったようです。
地方霊場はこういったアットホームな感じがいいですね。
今の時代、見ず知らずの人を家にあげるのは気が引けますからねえ。
懐が深い、と柴田さんも言っておりました。

そういえば、近くの公園にいた訳ありイギリス人を家に泊めるかどうかちょっと悩んで断念しました。
その時は英語に自信がなかったからですが、今なら泊めてあげるだろうなあ。

それと寒い夜に、酔っ払ったフィリピン人お母さんとベビーカーに乗った子を家に泊めるか悩んだこともありました。
さすがに気が引けたので普通に遠慮しました。
結局は親子の家の近くまで連れてって、あとは警察を呼んで対応してもらいました。
警察が来た頃にはどっかに行ってしまったんですが無事に帰ったんだろうか。
あの日は寒かったので、ベビーカーに乗った子供がかわいそうでかわいそうで。
暖かいお茶を買ったぐらいしか出来なくてごめん。
と今言っても仕方がないですね。


それはさておき、柴田さんの移動手段はほぼ自転車。
自転車で巡礼することを輪行ならぬ「輪経」といったのは柴田さんですが、あんがいしっくり来るもんですね。

自転車はGiantのESCAPE MINIの (確か) 2010年モデル。
2010 Giant Bicycle [ESCAPE MINI] -outline-

グリップシフトはトリガーシフトに交換してあげました。
ただシフトレバーの戻りが悪いので年末年始の間に直す予定です。
輪経する場合はサドルは交換した方がよいでしょうね。
街乗りする分にはデフォルトのサドルでも構いませんが、1日中乗る場合はそれなりのサドルにした方がよいですね。
慣れもありますが。
それとグリップ、ペダルを交換するのもいいですね。
あとはホイールはFOLEXに...。


話がずれてきたのでこの辺で。
とりあえず無事に結願出来てよかったですね。
それではよいお年を。

先日、土日を利用して庄内札所三十三霊場を巡礼してきました。
庄内札所三十三霊場

写真はこちら。
201010 Shonai

Googleマップで作ったお寺さんの一覧はこちら。
一覧

メンバーは奥州仙台巡礼会の柴田さんと高橋さん。
他のメンバーは残念ながら仕事で参加出来ず。

早朝仙台を出発して8時過ぎには首番に到着。
庄内は遠いようで近かったようです。

地方霊場なのでフレンドリーな感じかなとは思っていましたが、一番札所のご朱印所で早速30分ほどの立ち話。現在の霊場の話や悩める現代人、山で暮らすということをきらきらした瞳で語ってくれました。
話をしてくれたお坊さんは以前はフランス料理のシェフだったらしく、有名フランス料理店から声がかかるほどの腕前だったようですが、何の縁か今はお坊さんに。
生まれもった人生という素材を生かすも殺すも料理人の腕次第ということなのかな、あんが料理人は人生の達人なのかもしれません。

我々が巡礼する時はたいがい女性陣が参加するので料理と温泉には気を使うのですが、今回は「グルメ・ド・えつこ」こと日下さんが仕事で参加出来なかったので、食事はほぼ適当。あれ、途中に店がないな、じゃ昼はコンビニだね!山形ならソバじゃない?鶴岡のグルメ、ひらぼくでいんじゃない?といった軽いノリでお店を選びました。温泉も道の駅併設の温泉で済ませ、なんともリラックスした巡礼でした。
四国の蘇鶴温泉に入れなかった身としては、さびれた銭湯なんかを探し当てたい気はしますが、それはまた次回。

ナビは基本的にiPhoneの全力案内ナビに任せようと思いました。
が、登録した住所からうまく地図情報を引っ張ってくれないのでGoogleマップも併用しました。iPhoneを持っていないのにさらさらと使いこなす柴田さんが操作してくれたので楽ちんでしたね。
全力案内ナビ

それと今回の巡礼にあわせてSONYのNEX-5を購入しました。
小型で軽量、言う事ありません。
NEX-5D

巡礼の方は仙台から行って帰っての都合優先で羽黒山の首番から始めて湯殿山の大日坊で結願となりましたが、南岳寺で即身仏の説明を聞いてから湯殿山の注連寺、大日坊をまわれたのはよかったと思います。予備知識があるとないじゃ寺の印象も全く変わってきますからね。それを知ってる高橋さんは後部座席でiPhoneと自前の資料をもとに小ネタをちょこちょこ披露してくれました。

これにて出羽百観音のうち、最上、庄内をまわり終えました。
残るは置賜三十三観音霊場。
5000部作ったという霊場のパンフも途中のお寺さんで無事入手。
来年ご開帳をするという噂ですが、聞く人がみな首をひねっているので微妙なのでしょう。宗派の違う寺をまとめるのは難しいんでしょうね。ご開帳がなくても霊場はあるわけなので、いずれにせよ来年まわることになると思います。

そういえば、大日坊を車で去る時に、山門にいたおばちゃん3人に手を振られました。
どっかですれ違っていたのかな。若いのにえらいわね、というノリだったんだと思いますが、確かにおばちゃんよりは若いですが、あんがい若くはないんです。

さて、これにて今年の巡礼も無事終了。
あとは来年の春か秋ですね。
その前にぼちぼち御府内の残りをまわらないとなあ。

〇〇ガール流行りなので、もしやと思って調べてみたら、巡礼ガールもお遍路ガールも使われてました。

巡礼ガール
お遍路ガール

仏像ガールはいわずもがなですが。

DSC01878.JPG

奥州三十三観音のお話は実家に資料があるので、さておき、先に四寺廻廊 (シジカイロウ) のお話を。
四寺廻廊について詳しくはこちら。
みちのく古寺巡礼 四寺廻廊

四寺廻廊でお参りするお寺は松島の瑞巌寺、岩手の中尊寺と毛越寺、山形の立石寺になります。
このうち、中尊寺と毛越寺は奥州三十三観音の番外扱い、瑞巌寺はその敷地内にある三聖堂が奥州三十三観音に入っているため、立石寺さえお参りしてしまえば、奥州三十三観音と同時進行でお参りすることが可能です。
立石寺、つまりは山寺にしてみても、最上三十三観音でごくごく近くを通る (立石寺は最上三十三観音ではありません) ので、最上三十三観音と奥州三十三観音をまわるならば、四寺廻廊も一緒に納経するとよいでしょう。

どちらもまわっている我ら奥州仙台巡礼会は当然全員...ではなく柴田さん1名だけまわっています。
写真に写っている観音開きの色紙は四寺廻廊の納経帳になります。
かっこいいですね。部屋に飾るにはもってこいです。
また、結願する寺により納経帳とは別にもらえる住職お手製っぽい色紙があります。
>みちのく古寺巡礼 四寺廻廊 | 四寺廻廊について

四寺を廻り終え全ての御朱印を集められると、最後のお寺の御住職の色紙が頂けます。熱心な方は四寺廻廊を四回廻り、全ての色紙を頂いています。

瑞巌寺は「忍」だそうです。
瑞巌寺は「鼎」だそうです。
それがほしくて結願の寺を瑞巌寺にしたそうな。
# (追記)なぜかはコメント参照で。
めでたしめでたし。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち巡礼カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは奥州三十三観音です。

次のカテゴリは庄内札所三十三霊場です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。